【 AIRAM 〜アイ・ラム〜 】(第一部小説執筆中)

オリジナル小説【AIRAM】。「アルファポリス」で執筆中公開中のものをこちらでも。追加入力&修正中ですがよろしければアルファポリスでもお気に入り等よろしくお願いします。

第一部「密室2日目」(対象…14歳のマリア名の少女、残り21名)〜『十一室目、前半』

 十一室目、前半。

 

 

 

(文章は後で入力予定です…(´・ωノ|コソ)

 

 

 

「そういえば5と6番目同じ人入ったのに全然気付かれないよな~」

「それな、まあ気付いてる人普通にいたけど皆普通にその発言スルーしてたし」

「それな、てかどうするユダ君達出すの」

「君付け合ってるかわかんない人もいますよね」

「さっきこの建物の休憩スペースに7番の人連れて包囲網にしてるの見たんでその人は今日中ッスかね」

「何で先輩も敬語なんスか」

「さてねえ。そういや俺もユダ側って知ってた?」

「とっくに」

「反応イイねえ~まあいいよ君はそのままで6番目」

「5番目の先輩は俺より後輩だったんスか」

「癖なのよ付けるのが、英語ってちょっと癖あるじゃん、俺の美しい顔が崩れないようにさあ、必要なのよ、」

「先輩ナイフ下手ッスね」

「あーこの建物銃持込み禁止だからなあ、」

「銃持ってんじゃないですか、」

「そりゃ敵の本拠地入るのに持たねえバカいねえだろ!」

 

 

 

『十七時十五分前になりました。これより、十七時から始まる試験二つについて説明します』

「おー来ましたね~」

「えっ何試験二つ? 筆記以外で何面接程度にしてよね」

「体力測定とか体資本のものだったら自信無いわ…」

「あーでももう4人だから大丈夫なんじゃ…?」

「どーだか」

『十七時から食堂にて筆記試験、制限時間は一時間、早く終了した者から面接試験に入ります』

「いよっしゃ面接きたあー」

「えーでも面接とか微妙じゃん相手の好みによるって事じゃん」

「相手の好み…?」

「相手の好みだったら落ちるかもなあ…」

「何でそんな卑屈?」

「えっいやだって他人ウケしないし私」

「よくわかってんじゃん」

「ちょっとブラウンちゃん~」

『筆記試験の問題用紙と答案用紙は配給扉から各自受取り十七時に合図と共に開始、記入した答案用紙とボールペンは返却扉に入れて下さい。問題用紙は破棄しても取っておいても構いません』

「問題用紙要らねえ…!」

「私は取っておいて夜暇な時に見るかなあたぶんどうせ暇になる時あるし」

「あーね、えーそしたら私もそうしよーかなあ」

「私もそうしようかしら…」

「あー普通に読み返してみたいけど詰まんなかったら捨てるかなあ」

「一番何か酷くね」

『筆記試験答案用紙を返却扉に入れた者は問題用紙等と一緒に配給扉から出される面接試験会場への道のメモを見て面接試験会場へ来て下さい。面接は筆記試験が終わった順になります。面接試験が終わった順からシャワー等を済ませた後に十八時半より配給扉から夕食と翌朝の朝食を受け取って貰い次の部屋へ進んで貰います』

「よっし筆記早く終わらせるわ」

「あ~ね、んで早目にゆっくりしたい」

「私は時間ギリギリまで粘ってみるわ」

「お~頑張るねえ」

「私は内容によるなあ」

「まあ私らもだけどね、つか夕食と朝食一緒なん?」

『筆記試験は最短二十分、筆記と面接の内容によって夕食と朝食の内容と指定部屋が変わります』

「え~それ頑張んないとじゃんやべえ」

「あ~ま、でも内容によるよねえあんま肩肘張らずにやれる事だけやるかなアタシは」

「…私最下位だったらどうしようかしら…」

「何を基準にして指定部屋変わるんだろう」

「あ~ま、それね」

「何ていうか二人共おっとり系だよねえ」

「よく言われるわ」

「あっ何かすいません…」

「何故謝る?」

『試験については以上です。4人の皆さんは十七時ちょうどまでに食堂に集まって下さい、以上、』

「最後切り方雑じゃね」

「それな。あーつかどうしよてか内容どんなの出んの? 予想つかないんだけど」

「これで医療系出たらスミスちゃんへのボーナスだよねえ」

「あーま、それねえ。どうかすると人によって違うかもだし」

「あ~なるほどですねえ」

「私ちょっと早目に準備するわ」

「いってら~」

「ブライアンちゃんはどうすんの? 頑張る系?」

「あ~内容がまず想像つかないから何とも」

「だよねえ~もしこれで大卒の試験内容出たらマジ悪態つきたいわ」

「あー確かに」

 

 

 

「あーんもうちょっとだったのにいていうか執事君カード型ナイフ巧過ぎい」

「激キモですね」

「イッタ、ちょっと乙女の肌に何すんのよ」

「マジエスキモー激キモーですね」

坊っちゃん、日本語で親父ギャグは控えて下さい」

「失礼、つかアイツも御付きいたんじゃん」

「そうですね、御付きの方が強いようですから御付きは私が殺ります、」

「んじゃ俺オカマ殺すか、凄えイライラしてたからストレス発散タイムだぜオラア!」

 

 

 

『試験二分前になりました。全員配給扉前に来て下さい』

「あーちょっと緊張するなあ」

「試験いつぶりかなあ学期末以来?」

「あーうちちょっと時期違うんだよねえ他の学校と」

「あーたまにあるね」

「緊張するわね」

「そうだねえ内容少ないのかな多いのかな」

「少ない方が嬉しくはあるわね」

「それねえ」

『配給扉から問題用紙答案用紙ボールペンの三点を受け取って下さい、受け取った後はメモに記載されている場所に椅子を移動しその定位置に着席して時間まで待って下さい』

「あー場所指定かあ」

「アタシ後ろだわ」

「私前~スミスちゃんは?」

「私も前だわ。ブライアンは?」

「私後ろだった」

「角四かあカンニングしたら何あるかわかんないしたぶんダメだよねえ」

「あーそれ、てか問題用紙五枚かあ案外多いな」

「まーでもとりあえずこの量なら早く終わらせられそーかな」

「あ~ま適当に終わらせてちゃっちゃと面接行きたいかなあ」

「あ、医療問題あるね」

「…そうね、」

「おやスミスちゃん医療問題あるの嬉しくない?」

「うーん、何ていうか内容がちょっと…」

「うへえ、何か内容コアじゃないこれ本当に医療?」

「何か他の内容もこう…ちょっと厨二っていうか…」

「年齢と合わせてる…?」

「いや変な推理しなくていいよブライアン」

「ブフッ」

「フフッ、」

「ごっごめ、」

「あ~も~」

『ブフッ、それでは十七時になりましたので筆記試験を開始して下さい、』

「オイ今機械音声笑ってなかったか」

「人間だったんだな…機械音声…」

「ぶふっ、」

「スミス…」

 

 

 

「さてXmas前の仕事も大分終わったし、そろそろAIRAM-Project第一弾建造物内に入らせて貰うかな~プールとトレーニングルームと趣味の良い食堂があるって聞い、」

「社長、この建物から出すわけにはいかないんですよ、生かしたままでは」

「あーうちの新人秘書で来てたお姉さんねどうも、」

「あーこれで成人してたらイイ男なのになあ、殺した後で遊ぶのもいいか、」

「ぜってえ御免だわんな怖え女、ちょっ今股間狙っただろ!」

「美形好きにグチャグチャに解体するのがまたイイんじゃない好きにさせなさいよねえ」

「するかよ仮にも社長に対して態度なってねえわ、あ、」

「あーやだそのコピー肖像画嫌いなのよね胸も無いし華も無いし」

「…顔面向けて投げたかテメエ…」

「あらやだ怒った? 社長の描いた絵画だったかしら、そういう子が好みなの?」

「殺すよりも蒸発させるか、いや顔面だけ遺して恐怖に引きつった表情だけ芸術として残して闇市で売ってやるよ」

 

 

 

「終ーわり。んじゃ一番に面接試験貰いま~す、」

「私も終わり。考えてもわかんないし後はなるようになれかな」

「今何時? 開始から三十分かあ割と頑張っちゃったなあ」

「それな~つか二人同時だとどうすんだろ」

「ジャンケン?」

「返却扉行く前にしよ、最初はグー、「ワンツースリー、」だ~負けた~!」

「勝ったあ~んじゃ私ホントに一番も~らいっ」

「くっそミラージャンケン強え」

「へっへー」

「んじゃ私は元の席で待ってるかな~どうせ二人の答案見ても何も変わんないし」

「まあ終わったら関係無いもんねえ。んじゃミラーいってきまーす」

「いってら~」

「いってらっしゃい、」

「いってらっしゃい~」

「あ~ボールペン残ってたらイタズラ書きとかできんのになあ、ちょっと寝てるわ」

「ハハ、おやすみ」

「おやすみなさい」

「…静かだなあ、」

 

 

 

「おー始まってるな」

「あー君の貸してくれたコワーキングスペースから休憩室まで凄い事になってるねえ」

「まあ後で修繕費ヨロ」

「出費かさむなあ、」

「俺あのデブ二人相手か」

「私あの臭い不衛生な奴ら三人? オエ、」

「修繕費じゃなくてホテルでのもてなしでも良さそうだな、このカード持ってる奴らなら」

「ねえこの不衛生な臭いする奴らがこのカード持ってんのおかしくない? 世の不条理、燃えるゴミに出さなきゃ」

ダイオキシン出るだろ、もっと衛生的な方法でいこうぜ」

 

 

 

「失礼します…誰もいねえ、スクリーンかな、」

『筆記試験第一終了者マリア・ミラー、面接試験を開始します』

「あ、お願いします~」

『面接試験内容は終了した者同士でのみ共有可能です、それでは始めます、』

 

 

 

「あー私の人形達やられちゃったかあ、おや9番目」

「そろそろうちのメンバー内から出て貰いたくてね、」

「私は清い一族の末裔だから丁寧に扱ってほしいんだよねえ、」

「近親交配してる奴らのどこが清いんじゃい、この建物から出てから蒸発して貰う穢いからな」

「清いに決まってんじゃないか~何だったら君も同じ仲間に、」

「2番目の君は別の会社のスパイで入ってたんじゃなかったかな」

「さすがに血筋がキモいんで無理ですね、いなくていいですこんな奴」

「後始末は私がしよう、11番目とは仲良くなれたのか」

「普通ですね、俺がスパイだって気付いてるからか近くても距離あるし、でもまあマシな人だとは思いますよ、」

「10番目もスパイだったかな」

「ええ、暫くの間お世話になりました、」

「やっぱり9番の旦那強いですねえ、歳下2人護りながら10番さんからの攻撃くぐり抜けられるだけある、」

「やっぱり気付かれてたの、僕の暗殺未遂、」

「じゃないと避けられないんじゃないですか、」

「あー外した、大丈夫ですか9番の先輩、」

「まあね、でも背後にも気を付けなさい、」

「真正面は対応するんで後ろはお願いしたくて、」

「まあいいか、殺ろうか糞共嬲り殺して殺ろうウハハハハハハハハ」

「怖え超キャラ変わる~」

 

 

 

「お、ミラーおかえり~」

「ただいま~何か変な試験だったわ…」

「へ~何セクハラ言われたん?」

「いやそれは無いんだけどこう…終わった人同士でなら内容言ってもいいみたいなんだけど」

「あ、なーるほど、んじゃ私もとっとと終わらせて早く共有しよ~」

「うん。シャワー先浴びててい?」

「どーぞどーぞ、んじゃいってきまーす」

「いってらっしゃい~」

「あ、いってらっしゃい…!」

「スミスちゃん集中力あるう~んじゃ私先にシャワー行ってるねえ」

「「いってらっしゃい」~」

 

 

 

「だーもうこのオカマまじキメエ」

「ふふふふふふふ相手のデータは全部この頭の中にあるのよ、っぶ、」

「あー、やっぱなー」

「えっ、何した、」

「俺の女神の今のあだ名RANちゃんがさあ、リスペクト魔で臨機応変に対応できる奴らは全員デキる人達のデータの轍(わだち)に乗ってるだけだからある一点を突けば容易いって言ってたんだけど、まあ歳下の女の子の言葉で倒せるなんてテンション下がるわ」

「ごへえ、ちょっと顔潰さないで、」

「あと同性愛者は全員顔も体も横広がり状に潰れてるのが本当の姿だって事、プロジェクト前のデータでもうわかってんだよなあ、ヲラ本当の姿はどうだよ、」

「イヤア醜い、」

「その言葉、世間から教えられた美しさの定義の轍で口からそういう言葉が出てるだけだろ、そのまま鏡と一つになって死ねよ、」

「醜い物体が隠されて清いですね」

「本当の7番目は本当に強いですね、俺の事周りの連中から護りながら御付きの男殺したんですか」

「まあいつもの事だからな…あ、口調元のでいいか?」

「ここでマスク外していいんスか?」

「あ、忘れてた今回早目に疲れちゃってたからなあ、後で何かくれ顔隠すやつ」

「…今渡しますよ」「いや後でい、」

今渡しますよそんな男でもわかるSS級の顔外で絶対さらさないで下さいよ」

「あ、サンキュ、」

 

 

 

「ただいま~あ、ミラーシャワー中か」

「ブラウンおかえり~」

「おかえり…!」

「あ、二人共いいよそのままで試験終わるまでアレだし、んじゃ私もシャワー行ってくんね~」

「いってらっしゃい~」

「いってらっしゃい、」

 

 

 

「君の会社、真っ赤になっちゃったねえ…」

コワーキングスペースしかない会社だから大した事無いけどな」

「ああ、それでかあ何かXmas前とはいえ人気少し少な過ぎるよなあと…」

「取り敢えずこれ終わったらお前のホテルのバーでパフェ食うわ」

「えっオススメだけどどういう風に吹き回し、」

「たまにくんだよそういう時期が」

「今時期はXmasから年始限定のツリーツリーパフェとあとバレンタイン時期からホワイトデーに向けてショコラチョコラショコレートパフェが」

「謎のネーミング、つか二つ目のやつ何でんな言い難いのにした」

「可愛くない?」

「いい歳したオッサンが困った顔で言うな俺の方が困るわ懐からチラシ出すのかよ後でだ後でだ後でな!」

 

 

 

「ミラー、面接終わったよ~」

「おっブラウンちゃんおかえり~どうだった?」

「ん~何か変な試験だったわ」

「やは?」

「やはやは、こうセクハラとかパワハラとかは無いんだけどこう、」

「あ~わかるわかる」

「とりま私浴び終わったからドライヤーとかしてるね」

「オッケー後で語ろ~」

「お~」

 

 

 

「5番目の先輩本当銃の扱いヤバ過ぎですね」

「俺本来遠距離派なのよねえ」

「その割には体術凄かったスね」

「まあ俺の方が凄いのはいいのよ、んで、お前らが隠してるお宝が人と物両方あるのはわかってんだけど、それらはどこにあるのかどんなモノなのか、教えてくれていいんだぞ後輩君」

「無理じゃないですか、敵とハッキリわかってる人に教えるとか、」

「人質いるとしても?」「12番の子、」

「…すみません、捕まりまして」

「あー、そうですね、人質かあ、その子がスパイじゃなければ何か言ってたかもしれませんね?」

「イッテエ、あー、バレてるか」

「一応気を付けてはいたんですけど」

「まあこういうレベルの奴らだからしょうがないよ、今回は退散するぞ、」

「了解、…では、暫くの間お邪魔しました、」

「今度会ったら教えてくれよ、6番君」

「…ちょっと強過ぎだよなあ、」

 

 

 

『一時間経過しました。筆記試験終了です。答案用紙とボールペンを返却扉へ入れて下さい』

「終わったわね…」

「うん、そうだね。あ、スミス先面接行っていいよ」

「本当? じゃあお言葉に甘えて」

「二人は化粧室だね」

「そうね、終わったらシャワー浴びられるわ…」

「ようやくだねえ」

「あっ二人共終わった~?」

「終わったよ~」

「んで次スミスちゃん行く感じ?」

「ええ」

「ご飯取りに行くタイミングどうする? 何か終わった順に次の部屋行っちゃっていいとか言ってたし」

「あ~それね」

「んで夜はこの階の化粧室とトイレだけ行っていいんでしょ?」

「まあでも今日凄い疲れたからこの後グッスリ寝ちゃいそうじゃない?」

「あ~それね」

「とりあえずブライアンちゃん最後かあ、シャワーとかどうする? つか先に寝室行っててもいい感じ?」

「うん、大丈夫。先に行ってて」

「オッケーんじゃ先寝室チェックしてくるわ」

「あ~どんな部屋かなあ」

「変な部屋だったらこの建物出る前に萎えるわ」

「それねそれね!」

「じゃ、私行ってくるわね」

「いってらっしゃい~」